はじめての引越し作業

私がはじめての引越しを経験したのは小学生のときでした。

何週間も前から毎日寝る前に引越し作業を妄想するくらい楽しみにしていたのを覚えています。

家の中には大量のダンボール。両親が利用した引越し会社は、梱包サービスはなかったので、時間をかけてひとつひとつ箱に詰めていきます。当日、朝から業者の方が来てくれ、トラックにどんどん荷物を積み込んでいくのを見て、なんだか寂しい気持ちがしました。

小さいアパートの一室でしたが、赤ちゃんのときから10年ほど住んでいたので、思い出がいっぱいです。

新居に到着し、自分たちで運び込む荷物もあったので運びこぶとき、事件は起こりました。

新居のマンションの廊下はまっすぐではなく途中で2度曲がります。

そこを曲がるとき、兄が大きな荷物を運んでいて、母はひやひやしながら「壁にぶつけないでよ」と言った次の瞬間にがりがりという音がし、入居一日目にしていきなり壁紙が一部小さく破れてしまったのです。

あのときのなんともいえないツンとしたものが胸を締め付けた感覚も、今でもリアルに思い出すことができます。

引越しは、単なる作業ではなく、その作業自体がのちのち一生思い出として心に残るのですね。

mico

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